お役立ち情報 > 外壁塗装の目安は7年?新築戸建てを長持ちさせる適切なタイミングとは?
外壁塗装
2023/08/29

外壁塗装の目安は7年?新築戸建てを長持ちさせる適切なタイミングとは?

サムネイル

1. はじめに

10年20年住んでいると、いつ塗り替えたらいいのだろう?とそろそろ検討されるような方も多いと思います。

建物の耐久性を高め、美観を保つためには、適切なタイミングでの塗り替えが必要不可欠となります。

一般的には、外壁塗装のタイミングは7年とされますが、これはあくまでも目安として捉えておきましょう。

私たちの住まいは、その立地によってさまざまな環境要因にさらされています。例えば、海沿いの家は塩害の影響を強く受けやすく、山間部では雨風の影響が大きいかもしれません。都市部では、排気ガスなどによる影響が考えられます。これらの要素は全て、外壁塗装の適切なタイミングを左右します。

新築の戸建てにおいても、外壁塗装は重要なメンテナンスの一部です。適切な塗装計画を立て、定期的な点検を行うことで、新築時の美観を長く保つことができます。

以上のような視点から、外壁塗装はただ単に「7年に一度」行うものではなく、住環境や建物の状態によってそのタイミングを柔軟に見直す必要があると言えるでしょう。

 

2.外壁塗装の重要性とその目的

外壁塗装は、単に建物の美観を保つだけのもののように思えますが、

実はその役割は非常に大きいものです。まず、最も重要なのは建物を保護するという点です。

日本の気候は湿度が高く、また四季折々の天候変化が激しいため、外壁は絶えず風雨や紫外線などからの影響を受けています。このような環境下で、外壁塗装は建物の「防御壁」の役割を果たし、建物の寿命を延ばすという重要な目的を果たします。

また、外壁塗装は見た目の美観を保つ役割もあります。塗装が剥がれたり色あせてしまうと、建物全体の印象が落ちるだけでなく、住む人の気持ちや心地よさにも影響を及ぼします。新築の戸建てなどでは、こうした見た目の美観を長持ちさせるためにも、定期的な外壁塗装が必要となります。

3.外壁塗装の効果

7年目に外壁塗装をした家
外壁塗装をすることによる効果についてさらに具体的に見ていきましょう。

(1) 建物を保護する

外壁塗装の主な役割の一つは、建物を保護することです。特に日本の気候は四季がはっきりしており、雨風や紫外線、また冬季の寒さから建物を守る必要があります。

一般的に、外壁の材質によってもその効果は異なりますが、以下のような保護効果が挙げられます。

材質 保護効果
木造 防腐・防カビ・耐水性向上
鉄筋コンクリート 防錆・耐アルカリ性向上

これらの効果により、外壁塗装は建物の寿命を延ばします。また、塗料の種類によっても防火性を向上させることも可能です。

定期的な外壁塗装は建物を長期間美しく保つだけでなく、機能的にも安全な住まいを維持するために不可欠なメンテナンスです。

(2) 見た目を良くする

外壁塗装はただ単に家を守るだけでなく、見た目を美しく保つという大きな役割も果たしています。新築時から7年経過した戸建てでも、外壁塗装を適切に行うことで、家は新築時と同じように輝きを保つことができます。

塗料の色や種類によっては、独自の存在感を放ち、家の個性を強調することが可能です。例えば、シックなダークブラウンで上品な雰囲気を出したり、明るい白で清潔感を強調したりできます。

また、季節の変化や気温、湿度による色あせや劣化も防ぎます。外壁塗装が剥がれ落ちてしまうと、家の骨組みが風雨にさらされ、劣化が進む一方であるため、見た目を綺麗に保つためにも定期的な塗り替えが必要となります。

(3) 省エネ効果

外壁塗装のメリットとして省エネ効果があります。外壁塗装は、家全体の断熱効果をアップさせ、冷暖房の効率を上げる役割があります。また、適切に塗り替えることで家の内部温度を安定させ、冷暖房の必要性を減らせます。

具体的には、下記の表のように、塗装の種類によっても省エネ効果が変わることがあります。

塗装の種類 省エネ効果
通常の塗料
断熱塗料(シリコン系)
断熱塗料(フッ素系)

特に、フッ素系の断熱塗料は高価ですが、その分長持ちし、効果も大きいので、コストパフォーマンスを考えるとおすすめです。また、空調費の削減は地球環境にも優しいと言えます。外壁塗装は見た目だけでなく、省エネ面でも大きなメリットがあります。

4.外壁塗装の目安は約7年

外壁塗装について色々知りたいという人の手

(1) 標準的な目安は7年

一般的に、外壁塗装の目安となる期間は約7年とされています。これは、一般的な日本の気象条件下で、塗装の劣化が目立ち始める平均的な年数です。

しかし、この7年という期間はあくまで一般的な目安であり、戸建ての立地条件や使用している塗料の種類、塗装の施工状況等により変わります。

項目 影響
立地条件 海沿いや山間部では塩害や風雪によるダメージが大きく、塗装の寿命が短くなる可能性があります。
塗料の種類 耐久性の高い塗料を使用すれば、外壁塗装の寿命を長引かせることが可能です。
施工状況 外壁塗装の品質は、施工業者の技術力によっても大きく左右されます。

これらの要素を考慮し、定期的なメンテナンスと塗り替えの計画を立てることが、戸建ての耐久性を保つために重要です。

(2) 塗装の状態や住環境による変動

外壁塗装のタイミングを左右する立地条件について詳しく見ていきましょう。7年という目安を踏まえつつ、住環境について具体的に知っておく必要があります。

表1. 影響要素とその内容

影響要素 内容
気候 湿度が高い地域や高温多湿の地域では、塗装の劣化が早まる可能性があります
天候 雨風の影響により塗装が剥がれる事があります
立地条件 海沿いや工業地帯など特殊な環境下では、塗装の劣化が早まることがあります

外壁のチェックは定期的に行うことをオススメします。特に、塗装がはがれやすい部分については早めの塗り替えを検討しましょう。適切なタイミングでの塗装が、家全体を長持ちさせる秘訣です。

5.新築戸建てと外壁塗装

外壁塗装がきれいな新築戸建て

(1) 新築時の外壁塗装とその重要性

新築戸建ての外壁塗装は、その美観性を保つだけでなく、長期にわたる耐久性を確保するためにも重要な作業となります。一般的に、新築戸建ての外壁塗装は、建築後に初めて行う外壁塗装ということもあり、特に丁寧な作業が求められます。

新築時の外壁塗装は、外壁材の特性や色を選ぶだけでなく、適切な塗装材を選び、均一に塗り広げることで、外壁の劣化を防ぎ、防水性、耐候性を高めます。

外壁塗装は建物の寿命だけでなく、住み心地や快適性にも大きく影響することから、メンテナンスの中でも重要なポイントとして考えておきましょう。適切な塗装を行い、長く快適に過ごせる家にするためにも、専門的な知識を持つ業者に依頼することをオススメします。

(2) 新築戸建てでの外壁塗装のタイミング

新築戸建ての場合、外壁塗装のタイミングは一般的に初めての塗り替えが必要となるのは、建築後約7年が目安とされています。外壁材の種類や住環境、気候条件などによって変動しますので、定期的な点検が必須です。

以下に新築戸建ての外壁塗装適時期の参考表を示します。

住環境 適切な外壁塗装タイミング
都市部 約5~7年
海沿い 約5年
山間部 約7~10年

海沿いのように塩害が心配される場所や、都市部で大気汚染が激しい地域では早めの塗り替えが必要となることもあります。一方、山間部では変化が少ないため、塗装間隔が長くなることもあります。

また、塗装状態のチェックポイントとしては、色褪せ、ひび割れ、カビや藻の発生などが挙げられます。これらの現象が見られた場合は、早急に専門の業者に相談しましょう。

以上から、新築戸建ての外壁塗装のタイミングは、一概に決められるものではなく、住環境や建物の状況に応じて柔軟に対応することが肝心です。

6.外壁塗装と管理方法

7年ぶりの外壁塗装をしている専門の業者

(1) 定期的な点検

戸建ての外壁塗装は、約7年が目安になります。しかし、塗装の劣化は気候や住環境により異なるため、定期的な点検が不可欠です。

具体的には、外壁に亀裂や剥がれが始まった場合などには早急に点検を行います。また、定期的に年に1回程度を目安に、専門の業者による外壁の点検を依頼しましょう。

以下の表は、定期的な点検の重要性を示す一例です。

状態 劣化度 対応
色あせ 軽度 即時の対応は必要無い
ひび割れ 中度 即時の点検・修理を推奨
塗膜の剥がれ 重度 外壁塗装の必要性が高い

信頼できる業者に定期的な点検を任せることで、家の劣化を早期に発見し、長持ちさせることが可能となります。

(2) プロによる診断と塗り替え

プロの目による診断と塗り替えは、外壁塗装の寿命を最大限に引き出す上で不可欠です。一般的なホームオーナーが調査できる範囲を超えて、塗装の劣化を的確に診断することが可能です。

この診断結果を基に、最適な塗装方法や塗料を選択します。また、塗装作業は専門的な技術を要するため、プロに依頼することで均一で美しい仕上がりを保証できます。さらに、診断と施工の一貫性も確保でき、長期的なメンテナンス計画の立案も可能です。

定期的にプロによる診断と塗り替えを行うことで、新築時の美しさを長期に渡って保つことが可能となります。

7.まとめ

外壁塗装は、まず建物を保護する重要な役割を持っています。雨風から建物を守り、劣化を防ぐためには、7年を目安に定期的な塗り替えが必要です。しかし、これは一概に全ての建物に当てはまるわけではありません。

住環境によって適切なタイミングは変わるため、定期的な点検をして外壁塗装の計画を立てることが大切です。

快適な住宅を維持していくためにも、外壁塗装は重要なメンテナンスのひとつであることを知っておき、適切なタイミングでプロに依頼するようにしましょう。

この記事の監修者
監修者の写真
野田支店-支店長
古堅支店長
トベシンホームで外壁塗装を中心に、屋根工事・雨漏りと幅広く施工に携わる。 100件以上の塗装を見てきた施工のスペシャリスト。
RELATED TOPICS

最新の記事